脳の機能を応援する栄養素
脳は栄養を欲している
「脳には甘いものが必要」「脳のためにブドウ糖を摂ろう」といった言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、脳も水分や栄養素がなければ正常に働くことはできません。脳は集中する時、やる気を出すためにドーパミンを、リラックスするにはセロトニンを脳内物質から分泌させますが、それは分泌させるための脳の働きが正常だからこそ。
脳を最大限働かせるためには、まずはエネルギーとなるブドウ糖が必要です。その他には脳の機能を円滑にする水分と必須アミノ酸、ビタミンを十分に摂ることが大切です。なかでもビタミンB群は神経伝達物質の合成に必要な成分で、欠乏すると疲れやすくなったり記憶が乏しくなったりします。また必須アミノ酸は神経伝達物質の原料の一つで、必須アミノ酸のうちトリプトファンは落ち着かせる効果のあるセロトニンの原料になっています。水分が不足すると脳の血流が悪くなり、軽いうつ状態になりかねないので不可欠です。これらの栄養成分が欠けないよう、日頃から欠かさず摂っておきたいものです。
記憶力サポート効果のあるDHAとは?
正式名称をドコサヘキサエン酸といい、主にマグロやイワシなどの青魚に多く含まれています。一昔前から「頭をよくするにはDHAがいい」と言われてきているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。この成分には血液をサラサラにするので脳血栓や脳梗塞を防いだり、中性脂肪を低下させるほか、脳神経細胞の成長を促す効果があるため、脳の情報伝達を活性化させる働きがあるとされています。
実はあまり知られていませんが、脳内の情報を伝える神経伝達物質・シナプスはDHAを原料に造られています。このシナプスが充実していると、ひらめきや学習能力、記憶力、思考力などが高まり、脳の活動がアップします。従ってDHAを摂ることはシナプスをサポートするとともに、集中力を高めたり、脳の活動を充実させるのに大変重要な役割を果たすと考えられます。
EPAと一緒に摂るのがオススメ
DHAと同様に脳の働きをサポートする成分としてEPAが挙げられますが、EPAの役割はご存知でしょうか。DHAよりも血液をサラサラにする効果が高く、血管の老化を予防する働きがあるのがEPAです。受験で長時間机に向かっている受験生やデスクワークが主体のビジネスマンなど、一日の大半を同じ姿勢で過ごしている場合は、DHAとともにEPAも摂ることをおすすめします。同じ姿勢でいると肩こりや腰痛、目の疲れが慢性的になりがちです。それは同じ姿勢でいるために筋肉が硬くなり、硬い筋肉が血流を圧迫することで血管内の疲労物質が流れていかず、疲労物質の作用でさらに筋肉が硬くなる…という悪循環を生んでいるためです。そんな時に血液の流れをよくするEPAが効果的です。
摂取する時はEPA単体ではなくDHAも合わせて摂るとよいでしょう。両方を一緒に摂るとDHAで脳の働きをサポートし、EPAで血液の流れをよくするので、相乗効果でさらに集中力を高めることができます。
やる気の出やすい年度初めは
勉強のスタートダッシュにうってつけ!
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